空手をやる上で黒帯を取得することを目標の一つにしている方も多いのではないでしょうか。
どうやったら黒帯になれるの?どんなことを覚える必要があるの?
そんな疑問に少しお応えしようと思います。
黒帯取得までの道のりは簡単なものではありません。
空手の流派、会派、道場によって多少違いはありますが基本的には、習い始め(無級・白帯)から空手技術の習得に応じて昇級審査を受け、1級各に合格して初めて黒帯への挑戦(初段審査)となります。
自然会では習い始め(無級)→7級→6級→・・・→2級→1級→初段→2段→・・・
という順序でステップアップを目指します。
次に各級での帯色と習得すべき技術(審査内容)をザックリとご紹介したいと思います。
※あくまで自然会での基準(24年5月時点)となりますのでご注意ください。
1.入団(無級):⚪️白帯⚪️
・初歩的な基本動作(その場、移動)
・自然流基本動作
・基本形(平安二段)※糸東流に準ずる
2.7〜5級:🟢緑帯🟢
・初歩的な基本動作(その場、移動)
・自然流基本動作
・基本形(平安初段)※糸東流に準ずる
・自然流形(体捌き初段)
3.4〜3級:🟣紫帯🟣
・基本動作(その場、移動)
・基本形(平安四段)※糸東流に準ずる
・全空連指定形(バッサイダイ)※糸東流に準ずる
・自然流形(体捌き二段)
・約束組手
4.2〜1級:🟤茶帯🟤
・規定の連続基本動作※全空連初段審査内容に準ずる
・基本形(平安五段)※糸東流に準ずる
・自然流形(体捌き三段)
・全空連指定形※糸東流に準ずる
・自由組手
5.初段〜:⚫️黒帯⚫️
・規定の連続基本動作※全空連初段審査内容に準ずる
・全空連指定形※糸東流に準ずる
・自由組手
昇級審査:自然会内で実施(3回/年)
昇段審査:茨城県空手道連盟主催(3回/年ですが、原則として2月開催の昇段審査に参加)
すごくザックリ書くと↑こんな感じです。
(より細かい内容については入団後に練習を通じて説明します。)
同じ審査内容であっても級位や段位が上がるにつれて求められる技術レベルが高くなります。
また自然流独自の基本動作や形もあるため、覚えることは盛りだくさん…。
一つ一つ着実に習得していくと同時に身体的、技術的な成長が求められます。
また別の記事でも記載したように「技術」だけでなく、「心」も重要なポイント。
普段の練習態度なども審査に影響します。
というように、黒帯までの道のりは遠く険しい!簡単には取得できません。逆にそれだけの価値あるものということです。
ただし、黒帯はあくまで目標(通過点)の一つでゴールではありません。むしろ空手にはゴールがありません。黒帯をとったら新しい目標を決めて、さらなる成長を目指して挑戦していく。それが空手です。
目標は、履歴書に書くことが出来る2段以上です!
道のりはまだまだ長いですが、何年もかけて目標を追いかける経験から多くのことを学んで貰いたいと願っています!